台湾路線バスの初心者必見!まずは「路線バス体系」をざっくり理解しよう!
[肥満度チェック] 実は肥満じゃない?
台湾の路線バスに関する知識が全くない方のための内容で、概要を把握できるように質問形式にしてまとめました。地域差があるので台北市内やその周辺地域(新北市)を基本としています。まずはサッと目を通してみて下さいね。
台湾のバス停のスタイルは?
ポールタイプや屋根付き式のバス停などがあります。下の写真はポールタイプで、路線図が支柱部分にぐるりと表記されているのがユニークですね。
それに対して、これは屋根付きタイプです。
路線番号から分かること
路線番号には1~4桁のものがあります。
路線番号の例
- 紅5、藍28、849、1062など
基本的に
1~3桁の番号は「台北市とその周辺の路線バス」、
4桁の番号は「長距離バス」や「高速バス」になります。他にも、色名付き番号(例:紅5、藍28など)や幹線道路名番号(例:復興幹線、基隆路幹線など)などがあります。
路線番号 | 規則 | 例 |
---|
100番台 |
100番台 | レジャーバス路線(主に土休日のみ運行) | |
900番台 |
900番台 | 快速バス(多くは高速道路やバイパス道路を経由する路線) | 916, 908 |
色始まり |
色始まり | | 紅5、藍28 |
道路名+幹線 |
道路名+幹線 | | 復興幹線、基隆路幹線 |
「小」始まり |
「小」始まり | 山岳小型バス路線 | |
市民小巴始まり |
市民小巴始まり | 市民小型バス路線 | |
運賃はいつどうやって払うの?
台北市と新北市の路線バスの運賃は、「現金」を運賃箱に投入するか、
「交通系ICカード」をカードリーダーにピッとかざして支払います。
ICカードでの支払いの場合(2019年7月1日改定)
台北市と新北市の路線バスで「ICカード」利用時の支払方法が改定され2019年7月1日から変わりました!
改定前
- 支払いのタイミング(ICカードをカードリーダーにかざすタイミング)はバス車内の電光掲示板の表示(「上車収票」or「下車収票」)に従う。同じ路線でもどこで乗ってどこで降りるかによって「前払い」や「後払い」「乗降車2回払い」など支払いのタイミングが異なっていた。
改定後(2019年7月1日以降)
- 乗り降りするバス停や区間に関係なく、乗車、下車ともにICカードをカードリーダーにかざす方式に統一され分かりやすくなった。
台北市と新北市以外の都市については別の記事をご覧下さい。
➔ 台北市と新北市以外のエリアの場合 現金での支払いの場合
2019年7月1日に「ICカードでの支払方法」が改定されましたが、「現金払い」については従来通りのため、現在、
「現金払い」と「ICカード払い」とでは支払いのタイミングが異なります。「現金払い」は、従来通り次の3つのパターンがあります。
現金払いのタイミング
- 前払い
- 後払い
- 前払い+後払い(2回に分けて払う)
詳細は別の記事をご参照下さい。
➔ バスの運賃を支払うタイミングをもっと詳しく
車内で両替できる?おつりは?
車内には両替機はなく、おつりももらえません。
➔ 両替とおつりについてをもっと詳しく
運賃はいくら?
台北市内の路線バスの場合、基準となる運賃が15元で、乗車する区間に応じて30元、45元(2倍、3倍)と上がっていくため、大人運賃の計算はやりやすいです。子供(6~12才)や高齢者(満65才以上)は半額になるので8元、16元、24元と上がっていきます。
台北市内での乗降車の場合は、近距離のためほとんどが15元か30元のどちらかになるように思います。
台北と台北市外を行き来するような長距離バスの場合は、距離に応じて運賃が上がるタイプ(里程計費)もあります。その場合は、基準となる運賃があるわけではないので、大人運賃でも53元や74元といった半端な運賃になってきます。
どんな運賃体系(運賃計算)?
路線図の見方は?
各停留所に時刻表がある?
台北の路線バスには次の2種類の路線が存在します。
- 起点(始発地点)の発車時刻が決まっている路線(固定班次)
※起点のみ発車時刻表がある
- 起点(始発地点)の発車時刻は決まっておらず、何分おきに発車という運行間隔のみ決まっている路線(非固定班次)
※時刻表は起点にすら存在しない
このため、各停留所には時刻表がなく運行間隔の把握のみ可能です。
バスは各バス停で必ず停車するの?
いいえ。
乗るとき
そのバスに乗降車する人が常にいるような主要なバス停ではこちらが何もしなくても停車してくれますが、バス停で待機している人がそのバスの利用者かどうか運転手にとってはっきりしないところは停車せずに通過してしまいます。よって、
目的の番号のバスが近づいたら手を挙げて運転手にアピールし、止まってもらわねばなりません。 降りるとき
バスから降りるときは、日本と同じで降車ベルを押して運転手に合図します。
乗降者車は前扉から?中扉から?
規則があるわけではないので、「ICカード払い」の場合は乗降車ともにICカードをカードリーダーにかざす必要があるのでカードリーダーがある扉から乗降車するのが効率的です。運転席脇には必ずカードリーダーがあるので、旅行者が乗車する場合は前から乗車すれば間違いありません。
「現金払い」の場合は、運賃箱が運転席脇にしかないことから効率よく利用するなら運賃が「前払い」か「後払い」かで前扉と中扉のどちらから乗降車するかが変わってきます。ただ、旅行者の場合、乗り慣れた路線でなければ「前払い」か「後払い」かが分かる人はほとんどいません。よって、前扉から乗り降りすることをおすすめします。
高速バスの整理券は何のため?
台湾の高速道路が含まれる路線において高速道路区間をまたがって乗車する人は乗車の際に運転手から「国道客運座位証」という整理券を受け取らなければなりません。詳しくは別の記事で説明しています。
バス車内で飲食してもいいの?
MRT同様、バス車内も飲食禁止です。
路線バス関連用語
台湾の言語(台湾華語)の路線バス関連用語一覧をご覧下さい。
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