台湾の地下鉄「捷運(MRT)」とは？

[KPOP歌詞ルビ] リクエスト可能 「台湾の交通機関である捷運（MRT）って地下鉄のこと？」皆さんには聞きなれない言葉「捷運（MRT）」とは何か、ここでは他の鉄道交通との相違点も含めシンプルにまとめています。

捷運（MRT）、台鉄、高鉄の違いを知ろう

捷運（MRT）とは？

「捷運（ジエユィン）」は、一部高架区間も存在するものの地下鉄全般を指します。（日本語読みは「しょううん」）

これは、地下鉄のことを「地鉄」と表記する中国大陸や香港とは異なる台湾独自の用語で、英語での呼称は「MRT（Mass Rapid Transit）」となりますが、現地台湾の人たちにはMRTでは通じないこともあります。

2019年現在、台湾全土で台北MRT（台北市）、桃園MRT（桃園市）、高雄MRT（高雄市）、新北MRTの一部が運行されています。（台南MRT、台中MRTは計画中または建設中。）

３種類の鉄道交通

台湾には「MRT」「台鉄」「高鉄」の３種類の鉄道交通が存在します。

「MRT」は地下鉄、「台鉄（臺鐵/台鐵）」は従来の鉄道（列車）で、「高鉄（高鐵）」は台湾新幹線（高速鉄道）のことです。

台湾の鉄道交通（３種類）
1. 捷運（MRT）
   地下鉄（一部、高架区間もあり）
   台北MRT、桃園MRT、高雄MRT、新北MRT
   
   
2. 台鐵（台灣鐵路管理局の略）
   列車（普通、快速、特急など）
   ※日本では台湾鉄道[台鉄]と言う
   
   
3. 高鐵（台灣高速鐵路の略）
   日本の新幹線に相当する高速鉄道（台湾新幹線）
   ※日本では台湾高速鉄道[高鉄]と言う

外国人にも分かりやすいMRTのシステム

台北のMRTは非常にシンプルで外国人にもわかりやすいように運行されています。例えば、「松山新店線」という緑色の路線はGreenの頭文字「G」で表し「G線（グリーンライン）」とも表現します。 また、下の図で「龍山駅」を見ると、駅番号「BL10」と表記されていますよね？これはブルー線「No.10」の駅を意味し、漢字が読めない外国人でも安心して乗降車できるシステムになっています。 では、もっとも重要なMRT台北駅を見てみましょう。「台北車站（台北車駅）」と表記されている駅がそれに該当します。 駅番号は「BL12」、「R10」でブルー線とレッド線の乗り換え駅（轉乗站）になっています。

ところで、台北駅の表記が「台北」でなく「台北車駅」となっています。その理由は別の記事で説明しています。

MRTの一駅は約2分

MRTの所要時間は一駅 約2分です。中には約3分の場合もありますが、基本的に乗り換えがない場合は5駅なら約10分と概算できます。正確な所要時間を知りたい場合は公式サイトで検索して下さい。 [KPOP歌詞ルビ] リクエスト可能