【台湾の路線バスの乗り方】バスに乗る手順と留意点
[肥満度チェック] 実は肥満じゃない?
海外でバスに乗車するのは勇気がいると思っていませんか?私も最初は不安でした。でも、有難いことに台湾は漢字圏!予備知識があれば、日本人の皆さんは比較的トライしやすいと思います。
ここではバスの乗り方や手順、留意点などを説明します。
行き先(方面)と路線番号を確認する
台湾の路線バスや長距離バスの正面には「路線番号」と「行き先」が大きく表示されています。
この849番バスの場合、バス正面の電光掲示板から「台北駅」から「烏來(ウーライ)」へ行くバスということが分かります。
(ちなみに、車駅とはMRT(地下鉄)駅ではなく鉄道駅を意味しますが、台北車駅にはMRT駅とも連結しているので特に区別して考える必要はありません。)
「路線図」と「バス停の標識」にも「路線番号」が表示されています。
上のバス停「台北車駅(公園)」の場合、849番と1717番の路線バスが来ます。もし烏来方面へ行くなら849番バスに乗ればOKです。※往は「~行き」の意味
進行方向は必ず確認しよう!
日本も同様ですが、同じ名前のバス停が反対車線側にも存在するので、
利用の際は進行方向を必ず確認しましょう。なお、
台湾は右側通行で日本とは反対です。
乗るときは手を挙げてバスを止める
台湾の停留所は目的のバスが近づいたら手を挙げてバスを止めなければならず、さもなければバスは停車せずそのまま通過してしまいます。
バスが停留所の位置に合わせて停車するとは限らないため、早く扉に駆け寄った人から乗り込むことになります。
バスが停車したら支払い方法が現金か
ICカードかに関係なく
前扉から乗車すれば安心です。
現金で払う人は運転手に目的地を告げて運転手の指示に従って運転席脇の運賃箱に現金を投入しなければなりませんし、
ICカードで払う人も乗車時に必ずカードリーダーにカードをかざさなければならないからです。
2019年7月1日から台北市と新北市の路線バスでICカードを利用するときは「上下車収費(上下車収票)」となりました。これは、乗車、下車時ともにカードをかざして支払う方式です。 運転席脇のICカードリーダー
「感應區(SSENSOR ZONE)」部分にICカードをかざすとピッと音がする
降りるときは降車ベルで合図をする
日本と同じで、目的の停留所で降りるためには降車ベル(下車鈴)を押して運転手に知らせる必要があります。
ベルを押すと効果音または音楽が鳴ります。
ベルを押すタイミングは?
バスの車内前方に電光掲示板がある場合は、案内表示から次の停留所名の確認が可能です。また、中国語、英語のアナウンスも流れます。
電光掲示板の案内表示
- 下一站:〇〇〇
(次の停留所:〇〇〇) - ↓
- 接近:〇〇〇
(まもなく:〇〇〇)
ベルを押すタイミングは、目的の停留所の1つ手前の停留所をバスが通過した後、
電光掲示板に「下一站:〇〇〇」と目的の停留所名が表示されたときが丁度良いように思います。
電光掲示板がなかったり故障していたりする場合は、窓からのぞいて直接停留所名をチェックし、1つ手前の停留所を越えた後に押すことになります。ただし、停留所名が死角で見えなかったり通過速度が速くて読めなかったり何かと難しいんですよね。私は日本人ですから漢字が読めますがそれでも相当緊張しました。
近くのベルが故障している場合は、他の席のベルを押すか、英語で「Stop Please(スタッ プリー
ズ)」と運転手に聞こえるように叫びましょう。
降りるときは停車前に移動する
目的の停留所に近づき電光掲示板に
「接近:〇〇〇」と表示されたら席を立って出口付近へ移動しておきましょう。日本のように完全に停車してから移動するのでは遅く、運転手は降りる人がいないと判断して発車してしまいます。
下車時の運賃の支払いは?
運賃の徴収が原則通りでないことも
ICカード払いの場合は原則通り
ICカード払いの場合は、2019.7.1の改定以降は「上下車収費(乗車、下車ともにカードリーダーにカードをかざして支払う方式)」に統一されたので常に原則通りで例外はありません。旅行者の皆さんが神経を使う必要はありません。乗るときと降りるとき両方でピッとすればいいのです。
現金払いの場合は例外も
面倒なのは「現金払い」の時です。
バス会社や運転手によっては二段票路線(30元)にもかかわらず、初めから「下車収費(後払い)」表示になっていて一段料金(15元)で済む場合があります。また、乗車区間によっては乗車時に「下車収費(後払い)」、下車時に「上車収費(前払い)」表示となり乗車時、下車時ともに払うタイミングがないおかしな事態が発生する場合もあります。
前者のケースは一段料金でやりすごしてかまいませんが、後者のケースではそのままだと無賃乗車になってしまうので、たとえ下車時に「上車収費(前払い)」表示だったとしても例外的に一段料金(15元)を支払わねばなりません。
運転手も結構適当なところがあるようなので、イレギュラーがあることを念頭に置いておくと慌てることもありません。また、三段票収費の場合は路線によって支払い方式が違います。
旅行者の皆さんが現金払いする場合は、乗車時に運転手に行先を告げて指示を仰ぐのがよいと思います。最初に全額を支払い、支払い済みを証明する札をもらい下車時に返却する路線もあります。
同名のバス停が複数あることも
台湾の路線バスには、同名の停留所が複数あるケースがあります。
ここでの複数とは、道路の上り車線側と下り車線側に道路を隔てて設置されている2つの停留所
(雙邊設站)のことではなく、周辺に複数設置されている上の図のようなケースを指します。
停留所名が同じでも路線が異なるため停車するバスも違ってきます。乗車するときはもとより地図を見るときにも注意が必要です。また、
雙邊設站の場合は進行方向の確認もしっかり行いましょう。
その他の留意事項
バス内は飲食禁止
バス車内は飲食禁止です。
シートベルト着用は義務
高速バスか路線バスかに関係なくシートベルト着用は義務ですが、路線バスの場合高速バスに比べて実際に着用している人はほとんどいません。
両替機もおつりもない
バスには両替機がなく、おつりも出ません。乗車前に必ず小銭を準備しましょう。また、
ICカードを使用するときも残高不足にならないよう、特に長距離バスに乗車するときは注意しましょう。
運転が荒い
台湾のバスは運転が荒いので注意してください。
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