【百香果(パッションフルーツ)】甘酸っぱい果物「百香果」、追熟させて食べると甘味が増す
掲載 : 2019.2.12
更新 : 2019.10.1
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パッションフルーツは、爽やかで甘酸っぱい香りがし、中にはトロっとした黄色いゼリー状の果肉で包まれた種と果汁が入っていてます。食べると甘酸っぱくて美味しいです。
見た目は、果皮が赤紫色や黄色をした球体または卵形で、台湾で栽培されているものは赤紫色のものがほとんどです。熟す前は緑色をしているので収穫の時期によっては店頭に緑色のものが並ぶこともあります。
おすすめの甘味の強い品種は?
これは新品種
「満点星百香果」です。通常のパッションフルーツより皮の色が薄く白い斑点が星のように散らばっています。
「満点星百香果」や
「蜜糖百香果」といった品種は従来のものより甘味があります。
さらに甘い品種には、皮が黄色い「黄金百香果」があります。写真はありませんが黄色いパッションフルーツを見かけたら是非食べてみて下さい!
パッションフルーツの味と食べごろ
私が夜市で食べたとき、甘さに対して酸味が強めでしたが、甘酸っぱいものが好きな私には美味しかったです。
パッションフルーツは追熟によって酸味が抜けて甘味が強くなる果物なので、酸味が苦手な人は室温で追熟させて食べるとよいです。
追熟が進むと
水分が減り果皮表面にシワが出始め少しやわらかくなってくるのでそのときが食べごろです。
パッションフルーツの旬の時期
台湾では6~11月に市場に出回りますが旬は7~8月です。
パッションフルーツの食べ方
パッションフルーツは、横にカットしてスプーンで掻き出して種ごと食べるのが一般的な食べ方ですが、中身がこぼれないように真ん中より少し上をカットするのがよいと思います。夜市では、太目のストローを使ってチュルチュルと吸い上げ、種をポリポリ噛みながら食べました。種が果肉に包まれた様子はカエルの卵に似ていますね。
パッションフルーツの価格
これらはどちらも普通の品種です。(2018.11.22)
三峡老街の市場(新北市)
39元(約140円)/一斤(600g)
パッションフルーツは1個60~80gで大粒だと80g~100gです。
地域と売り方が違うので比べにくいのですが、カルフールが高いですね。市場の方は量り売りなので1個からでも買えます。1個5元くらいでしょうか。
次に台北市内の夜市を見てみましょう。(2018.11.21)
これは品種が「満点星百香果」なので一般的な品種と比べると高くなるのは当然だと思います。その上、饒河街夜市(台北)は観光客が多いので割高になると思います。
パッションフルーツの保存方法
追熟させずに保存したいときや追熟後に保存したいときは、袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
追熟してシワが出始めた状態のものは冷凍庫での保存も可能で、その場合は、カットしてシャーベット状で食べることができます。中身だけをジッパー袋や密閉容器に入れて冷凍保存してもかまいません。
名前に情熱の意味はない?
パッションフルーツ(passion fruit)、情熱の果物とは南国にピッタリなネーミングだなと思っていたら、どうやらそうではないらしい…。これは
「情熱」の意味ではなく、ラテン語で「キリスト教の受難」を意味する言葉を英語に訳したものだそう。
時計の形に似た花が咲く植物「時計草(トケイソウ)」はご存知ですか?この果物も同じくトケイソウ科ということで和名は「果物時計草(クダモノトケイソウ)」といいます。
日本人には時計の形に見えた花の形も、イエズス会の宣教師には違ったようです。「キリストの受難」を象徴する形だということで、ラテン語で「キリストの受難の花」と呼ばれました。
受難は英語で「passion」、花の名前は英語で「passion flower」と訳されました。こうして、この花と同じ科の植物であるこの果物の英名が「passion fruit」となったわけです。
では、中国名「百香果」はというと、英語の発音パッションの当て字「百香」に「果」を付けたものらしいですが、実際に香りもよいのでナイスなネーミングではないでしょうか?
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