【烏來(ウーライ)1】烏來老街で台湾原住民タイヤル族の名物料理と特産品を堪能しよう!
[肥満度チェック] 実は肥満じゃない?
かつての秘境「烏来」
日本統治時代に温泉と桜の名所で知られ、住民のほとんどが台湾の原住民
タイヤル族であるという烏來(ウーライ)。台湾北部の新北市の最南端に位置し、台北市から
1時間あまりで行ける風光明媚な景色が広がった人気の観光地です。
現在もタイヤル族の伝統文化を色濃く残し、原住民料理やタイヤル族の踊りを楽しめるだけでなくタイヤル族の歴史に触れることもできます。ゆったりと温泉に浸かるもよし、トロッコ列車に乗って白糸の滝を見に行くもよし、ロープウェイから烏來の景色を一望するもよし!また、毎年1月末から3月にかけて桜祭りが開催され桜が次々と満開になりますよ。
「烏來」はタイヤル語の「wulay」に由来している地名で、温泉という意味だそうです。日本の漢字表記では「烏来」になります。
烏來散策に役立つマップを作りました。クリックで拡大できます。
おそれでは烏來の魅力をお伝えしていきます!
バスを降りてすぐ後方には烏來吊り橋
台北から烏來へはMRTとバスまたはMRTとタクシーで行けます。バスは終点「烏來」で下車するのでとても簡単です。
バスの終点が烏來(バスターミナル)でバスを降りると、40m後方に吊り橋があります。バスターミナル寄りが吊り橋で遠方に見えるのが観光大橋です。時間がなければ吊り橋はパスしてもかまいません。
バスターミナルから道なりに進むと観光案内所や警察署、ファミリーマートが見えてきます。観光案内所と立体駐車場1階にはトイレがあるので気になる人は済ましておきましょう。
ファミリーマートの先の橋を渡ると烏来老街の入口です。タイヤル族を象徴する赤と黒を基調としたモチーフが印象的な橋ですね。烏来老街は橋を渡ってそのまま直進ですが、最初のT字路で左を見るとこれまたいい感じ、思わず写真におさめました。
烏來泰雅民族博物館(烏來老街)
烏來老街入口入ってすぐのところに烏來泰雅民族博物館があります。
台湾の原住民「泰雅民族(タイヤル族)」の生活習慣や文化、歴史の歩みなどが紹介された入場無料の博物館で、館内はとてもきれいに管理されています。トイレもきれいでしたよ。
入れ墨や首狩りの慣習、武器など興味深い展示が多いですが、展示説明は中国語と英語。しかも、日本語パンフレットの翻訳は不完全なためよく分からないまま見学することになるともったいないですよね。そこで、不完全な部分を補足し記事にまとめました。事前に予備知識を持って行けばより楽しめると思います。
台湾原住民料理と特産品(烏來老街)
烏來老街は距離にして約200m、台湾原住民料理の食堂や特産品店などが道の両側に立ち並ぶ商店街です。
烏來の名物料理は、猪肉(イノシシ肉)の炭火焼に温泉卵、竹筒飯(竹筒のおこわ)、月桃飯(タイヤル風ちまき)、炸渓蝦(川エビのフライ)、滷桂竹筍(筍を煮たもの)などで、小米麻糬(アワ餅)や小米酒(アワ酒)などの特産品もあちこちで売られています。
イノシシ肉の炭火焼
山猪肉香腸と
小米麻糬という漢字が目に入ります。香腸(ソーセージ)は漢字からすぐに分かりましたが、一体何の肉なのかはっきりしません。聞くと「イノシシ」と教えてくれるも本当に猪肉なのか、翻訳ミスではないのか…。
山猪肉香腸(イノシシ肉のソーセージ)
1本35元 / 3本100元
というのも「猪」という漢字は、日本語では「イノシシ」、中国語では「ブタ」を指す言葉だからです。スーパーや食堂で猪と表示があればそれはただの豚肉を意味します。帰国後調べてみると、次のことが分かりました。
山猪
- 中国語ではブタを「猪」、イノシシを「山猪 or 野猪」と表記する
ここ烏來ではイノシシ肉(山猪肉)が名物料理だということも分かりました。
でも、ここには馬という文字が…。馬肉かと思ってしまいますが違います。
馬告(山胡椒)
- 「馬告(mǎ gào)」とは山胡椒のことで別名「山の黒真珠」。「馬告」は原住民語の当て字で、中国語と日本語ではともに「山胡椒」と表記します。この「馬告」を使った料理も原住民料理です。
このイノシシ肉ソーセージの味付けがオリジナルの「馬告」味ということなんです。山猪肉香腸は甘味があって美味しく頂きました。ただし臭いを感じて食べにくい人もいるようでした。
アワ餅
小米麻糬(粟餅)はトッピングに何をかけるか尋ねられます。すすめられた蜂蜜をかけてもらいました。イノシシ肉も粟(アワ)も人生で初めて食べました。
トッピング
- 花生(ピーナッツ)、起司粉(チーズの粉)、海苔粉、醤油、巧克力(チョコレート)、黒糖、練乳、蜂蜜、芝麻(ごま)
竹筒飯
竹筒に豆やシイタケ等を混ぜたおこわが入っている「竹筒飯」は竹を縦に割って食べます。コショウが効きすぎだと思いながら食べたのですが、今思えばこれは馬告(メイチャンという原住民の伝統的香辛料)だったのかもしれませんね、美味しく頂きました。
量や味がどうか分からなかったことや食後の食べ歩きのことを考慮し、竹筒飯70元(約252円)、滷肉飯30元(約108円)、活力菜80元(約288円)の3品だけを注文し二人で食べました。
活力菜はニンニク味で若干苦みもありますが美味しいです。滷肉飯はここの名物料理ではありませんが、台湾旅行中に一度食べたかったため注文しました。私にはしょっぱくイマイチでしたね、店によるのかもしれません。
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